講師紹介

小池博史

茨城県日立市出身。一橋大学卒業。 演出家・作家・振付家・舞台美術家・写真家、舞台芸術の学校(P.A.I.)校長。1982年「パパ・タラフマラ」設立。演劇、舞踊、オペラ、美術、建築等、ジャンルを縦横に渡りながら空間を築き上げてゆく手法で、国際的に高い評価を確立。3.11を受けて、翌2012年5月にパパ・タラフマラ解散。すぐに「小池博史ブリッジプロジェクト」を立ち上げ、作品を創作しながら、若手表現者の育成と芸術文化事業のプロデュースを手掛けるなど、活動は多岐に渡る。著書に「ロンググッドバイ~パパ・タラフマラとその時代」(青幻舎刊)、「からだのこえをきく」(新潮社刊)等。

白井さち子

7歳よりクラシックバレエを始める。82年より6年間橘バレエ学校に在籍。牧阿佐美に師事。日本女子体育短期大学舞踊コース卒。在籍中、太田順造にパントマイムを師事。89年よりパパ・タラフマラに参加。 以降パパ・タラフマラのほぼ全作品に出演。パパ・タラフマラ作品のメインパフォーマーのひとりとして活躍。 ダンス講師としても精力的に活動。小池博史ブリッジプロジェクトの「銀河鉄道」、一連の「マハーバーラタ」2013年の第1章(カンボジア)、2014年の第2章(インド)2015年の第2.5章(東京)、2016年第3章(インドネシア)にも出演。

佐藤昌枝

あまりのおてんばゆえ5歳よりダンスを始める。日本女子体育短期大学舞踊専攻、同大学体育学部卒。故太田順造、渡辺朱美・渡辺元に師事。92年より武元賀寿子Dance Venusに参加、94年より作品を発表しはじめる。代表作に「いまここに在る空」「Breathing」など。
「空間を自由に操りしなやかかつ強い身体」と定評があり、国内外で活躍する作家の作品、海外ツアー、オペラ、演劇、舞踏に数多く出演。12年より三浦ゆかりとのユニット「ひだりにはんぽ」を立ち上げ独自の世界を展開中。 また、からだと対話することを重視し、年齢・経験を問わずより多くの人に身体表現の魅力を実感してもらうため、自らの経験をふまえ様々な角度からの指導を行っている。現在、tanzgreifen主宰。東京工芸大学非常勤講師。

今井朋彦

俳優・演出家。1992年劇団文学座座員となり、現在に至る。ストレートプレイを始めとして、ミュージカル、TVドラマ、CM等でも活躍。またコンテンポラリーダンスを木佐貫邦子氏に師事。同氏とのコラボレーション作品や、パパ・タラフマラ(小池博史氏演出)にも出演するなど、ダンスと演劇の境界にも手を延ばしている。2010年には静岡舞台芸術センター(SPAC)の委嘱により「わが町」(ソーントン・ワイルダー作)を演出。2013年にも再演されている。
主な舞台作品に「國盗人」「国民の映画」「100万回生きたねこ」「ヘンリー六世」「破産した男」など。TVドラマに「古畑任三郎ファイナル」「相棒」「カインとアベル」「真田丸」などがある。 桜美林大学では特任准教授として後進の指導にあたっている。

photo:清水俊洋

岩下徹

国際的な舞踏集団<山海塾>ダンサー。ソロ活動では<交感(コミュニケーション)としての即興ダンス>の可能性を追求。1957年東京生まれ。82~85年石井満隆ダンスワークショップで即興を学び、83年ソロ活動開始。かつて精神的危機から自分のからだを再確認することで立ち直ったという経験を原点とするソロダンスは、等身大のからだひとつで立つことから始まり、場との交感から生まれる即興として踊られる。代表作に、「放下」、「みみをすます」、音楽家との即興セッション等。1989年より滋賀県/湖南病院(精神科)で医療の専門スタッフと共にダンスセラピーの試みを継続実施中。日本ダンスセラピー協会顧問。桜美林大学、神戸大学、滋賀県立総合保健専門学校非常勤講師。